上海の休日

サマプロ初の休日でした!


お昼はウールームチールーという旧フランス人疎開地であった地区へ

前回、上海で出会った方々に挨拶してきました。

その帰り道にちょっと散策
お洒落なお店がたくさんあって何度歩いても新しい発見が


夜はルームメイトのクァン君と田子坊でご飯を食べて、居酒屋中英会話教室です。


クァン君は僕らと知り合ってから英語を本格的に勉強したくなったらしく、
積極的にiPhoneの翻訳ツールを使って話し掛けてくれます。

それに対して、僕が中国語で答えるという一石二鳥なコミュニケーション!
これがなかなか難しい。。。


けれど、少しお酒が入れば、言葉がちょっとくらい伝わらなくても問題無くなってきます。
しまいには英語中国語日本語が飛び交う状態になりました

今回の上海では現地の友達を作って、少しは中国語に馴染みたいと思っていました。
これからも時間を見つけては街に繰り出していくつもりです!

地下鉄構内で中国の好きな女優の広告を見つけて喜ぶクァン君で締めます。笑

牛スケール。上海デパート。上海スケープ。

9日に行ってきたフィールドワークの報告です!

まずは上海1933老场坊









ここはかつて、と殺場があった場所を商業的に開発した施設です。


中に入っているのはアパレル、レストラン、カフェなど。ブライダル関係のテナントもいくつかあって、
広い空間でブライダルフォトを撮影しているカメラマンもいました。

写真の通り、複雑な動線をコントロールするような空間構成になっているのは、牛の移動を効率的に行うためです。
なので壁や勾配、通路の幅員に至るまで牛スケールで作られているのが特徴的でした。腰壁が首ぐらいの高さまであったり。。。
元々、このような都市にと殺場を作ることが衛生的や環境的に問題があったため、上海政府は従来のと殺場の設計ではなく、イギリスの建築家に依頼して設計したそうです。

改めて写真で見てみると、スケールが異なりますが、一種のモール型のようにも見えますね。
外側にはレストランやカフェが配されているのは、そこからの見える景色も関係していると思います。


次に向かったのが七浦路という上海のデパートエリア!




ここも面白かったです。自分が最初に抱いていた中国のデパートのイメージはこんな感じでした。


多くの人で賑わう前面道路から建物に入ると、ぎっしりとテナントがグリッド状に並んでいます。
取り扱う商品は階数で変わってくるのですが、基本的には服や靴、アクセサリーや鞄などが中心でした。
それぞれのテナントは約10平米ぐらいの敷地の中にこれでもかというぐらいに商品を並べます。

商業空間としては雑多な雰囲気で整備されていない印象を受けましたが、平日の昼間に関わらず、人が本当に多かったです。


テナントによって同じ商品を扱っていたり、値段が微妙に違うのも七浦路のデパートならでは。
在庫管理はどうやってしているんでしょうかね。

あと、陳列された商品のほとんどは値切れます!

このような点が人を呼び込むエネルギッシュな商業空間を生み出してるのかなとも思いました。


その次に豫園に向かう途中にある上海老街に寄りました。



上海の豫園に続く、お土産商店街です。


観光客がほとんどで、偽物ブランド市場の客引きがたくさんいました。
テナントの中も商店街のファサードも装飾的で、ザ•中国!という雰囲気が出ています。
一見、お土産街に見えるようでも、狭い路地から広場につながる空間構成など、しっかり計算されているようでした。

敷地の奥には上海豫園小龍包館という世界一(?)美味しいと呼ばれるお店があって、今回も長蛇の列が出来ていました。
人々を呼び込む重要なアンカーの役割を果たしていますね。

そして30元の入場料を払って豫園です。



言わずと知れた上海が誇る観光名所です。

空間のメリハリ、複雑な平面計画など、古来から意識的に作ってきたことがよく分かります。
池にかかる橋も無駄に雁行していたりしてます。
都市の中心にあるにも関わらず、ランドスケープが計画されていて居心地が良かったです。


最後に外灘隊道に向かいました。


ここも観光客で賑わっています。
これだけの通路の幅員がありながら、人々が絶え間無く往来しているのはこのやっぱりこの景観ですね。
川を挟んで巨大なビル、古い町並みが対比されている光景は人々を引き寄せます。
私の卒業設計も川が関係するので、いろいろなことを考えながら歩きました。
次はぜひ、夜の景色を見にきたいと思います。



以上で、9日のフィールドワーク終了!
今日は土曜日なので外に出て遊んできます!

「ブランディング」「ウォンツ」と「ニーズ」の関係

フィールドワーク前に小野さんが担当してくれたレクチャーを聞いた内容を復習して書いていきます!
商業関係や建物のコンバージョンなどに関しては学部では触れる機会が無かったので、とても興味深かったです。


テーマはブランディングについてです。

とある人がいました。雨が降っている中、彼は「傘が欲しい」と言っています。
ここで、傘を貸してあげるのが普通だと思いますが、もっと深い所まで考えてみましょう。

なぜ、傘が欲しいのか…




彼は「雨に濡れたくない」から傘が欲しいんです。
この考え方が、クライアントが必要としているものを考えるときの一つの手法になります。

これが「ウォンツ」「ニーズ」の関係です。

購買者の「ウォンツ」、つまり欲しているものを満たすだけではその人の潜在的な欲求に答えられません。
だからといって目に見える「ニーズ」に着目して、欲求を満たしてところで本質的な欲求を満たすことはできません。



要するにその人が欲していながらに、自分で気付いていない部分を満たすことが本当の要求に答えるということになるんです。

設計者からの立場からすると「顕在化したニーズ」ではなく「潜在化したニーズ」に気付かなければならないということですね。

彫刻ひろば。お洒落通り。アパレル創意園。

上海には今大型台風が接近中!(というより直撃?)
今日の朝も風に煽られながらなんとか事務所までたどり着きました。この天気いつまで続くんだろう、、、


昨日は

淮海中路 :古い町並みをコンバージョンして利用している住宅街&小さなお店群
上海时尚园:商業テナントと服飾系の専門学校が一体となった創意園
上海城市雕塑艺术中心:倉庫や工場を改築、改装して彫刻の展示場や美術館。+彫刻が置いてある広場

に行ってきました。

まずは
上海城市雕塑艺术中心から

駅から大通りを歩いていると、突然こんな風景が広がり、敷地内に入り込みます。
正面道路からのアプローチをあえて主張させないことで、人々が自然に敷地内をを作るのが上海の商業施設、創意園の特徴の1つのように感じました。

施設も煉瓦作りの味のある雰囲気です。
写真は撮ることができなかったのですが、中に入ってる雑貨屋さんのインテリアも当時の雰囲気がしっかり出ていました。無骨な感じで、日本ではなかなか見ないですよね。

こんな細い路地にもテナントオフィスが入っているんです!
秘密基地みたいで、子ども心をくすぐられました。こういうスケール感も倉庫跡地ならでは。

彫刻展示スペースは吹き抜けが印象的で、狭い通路から大きな倉庫へ、空間のメリハリが効いていました。
右側の階段の下をくぐっていくとカフェ、レストランがあってそこでお昼を食べました。そのレストランの向こう側は彫刻広場となっていて、

展示空間⇔レストラン⇔カフェ⇔展示広場

という構成になっています。レストランとカフェがパブリックスペースの間にあることで、賃料があがったり集客力が上がったりと、いろいろな相乗効果が見込めそうだなあとパスタを食べながらふと思いました。



彫刻広場を終えて次に向かったのが淮海中路です。

涼しくて、とても歩きやすいストリートなので散策中心に回りました。
テナントはカフェ、服飾系が多く、個人経営のお店が中心です。

ストリートから一歩中に入ると

住宅街になってます。思えば上海にきてから、一戸建てらしい一戸建てとまだ出会ってません。
人々はパブリックゾーンである正面道路からセミパブリックの住宅街へ、そこからそれぞれのプライベートゾーンへと入っていきます。

このセミパブリックゾーンで商業的な可能性が見出せるとしたらなんだろうなあと考えながら歩いていると。

小さなカフェを発見!
外国人のノマドワーカー的な人が何人か作業していました。
パブリックスペースほど騒がしくなく、そこまで閉鎖的ではないこのカフェのような空間は、クリエイター達にとっても親しみやすい空間なのかもしれません。

最後に上海时尚园という創意園に行きました。
正直、あまり人がいなくどこか寂れた様子だなあと思って歩いていると、

なにやら気になる人だかりが!
覗いてみるとバーゲンセール待ちのおばちゃんたちでした。

もしこの行列がこの正面通りにあったら、通りを歩く人でも興味を持つ人もいるんじゃないでしょうか?
少なくとも買い物好きな私は気になります!

奥に行くと若い人たちが何人か歩いていて、その先には服飾系の専門学校がありました。
創意園の中に教育機関を取り入れたケースは初めてだったのですが、なるほどなと納得。
この専門学校で学んだ学生達は学生時代から創意園を経験しているので、少なからず将来も職場環境を選ぶことでしょう。
創意園で学び、創意園で働く。この一定の軸が整えば、創意園の商用価値もきっと上昇するはずです。


今日は上海が台風だったのでフィールドワークはお休みでした。
次は「ブランディング」について説明してくれた小野さんのレクチャーと、「創意園」を説明してくれた西山さんと梶原さんのレクチャーについての記事を書こうと思います!

日々ブログを書くスピードが上がってきつつあるますだでした!

台風接近中!

やっとVPN開通しました。これでfacebookとの連携が取れそうです。

そんなこんなで今日はサマプロ2日目でした!

午前中はKMSスタッフの小笠原さんのレクチャー。郊外型商業施設について、商業建築がなぜ建築雑誌にあまり載らないのかなどサマプロ生とディスカッションしたあと、小笠原さんのショッピングセンター概論を聴講しました。
普段、自分が買い物している時に気にしていない部分が浮き彫りになったのと、商業建築に対する建築家のあり方についてもっと考えてなければいけないなと実感した1時間30分でした。



さて、遅くなってしまいましたが、昨日フィールドワークを行ってきた8号橋1期、8号橋2期、8号橋3期、および田子坊についての報告をしようと思います。


最初に簡単な説明をすると、

8号橋はオフィスやテナント、ちょっとしたカフェなどが入った商業施設とオフィスビルの複合建築で、
面白いところは、新しく作られる建築ではなく、かつてあった既存の倉庫を改築している所です。
また「創意園」という「働く/住む/遊ぶの3つを混在させた24時間の活動空間」の第1号物件でもあります。
(「創意園」は現在上海市内に200を数えるまでに増えているそうです)
田子坊も既存の上海の民家を改装して、商業空間として利用しているユニークな商業空間です。

2つの商業施設の大きな違いは事業的な商業施設か自然発生的な商業施設かということ。
この点に着目しながら建築を見てきました。



まずは8号橋シリーズです。
通りに面した部分は開放的な空間になっており、建物全体に採光を届けています。
建物と建物の間には1階にあるカフェのテーブルスペースがあり、オフィスで働いていると思われる方が何人かくつろいでいました。
通りから入り込む風が心地良かったです。


(画像が横でごめんなさい。横回転しているんですが何故かうまく反映されないのです。)
オフィスフロアの写真です。
全面ガラス張りで、カーテンを閉じているオフィス、中で働いている様子が丸見えなオフィス、様々です。
入っているオフィスも建築関係の事務所やインテリアの事務所などクリエイティビティ溢れる事務所ばかりでした。


トップライトが明るいことで、自然採光を感じられる気持ち良い渡り廊下をオフィスの方と一般の方が共有しています。
閉鎖的なオフィスからちょっと出ると、廊下から開放的な半外部空間が広がる。そんな心地良い空間です。

オフィスフロアだけではなく、建物を歩いて行くとこんなオフィスもありました。

これこそ創意園ならではのユニークなオフィス。中が心地良い階段室です。


今のが8号橋3期でこれが2期。歩いて5分程の距離のところにあります。

雁行して配列されたテナントは風水によって決められたんだそうです。正面通りからの「気」を受け止めるためのジグザグ型ですね。

歩いていくと筋トレマシーンが置かれたジムがありました。

オフィスが並ぶ中にジムがある光景。クリエイティブな雰囲気はしっかり出ていました。

最後に1期の様子です。ここも外部、半外部空間がオフィスを包むように構成されていて、どこにいても爽やかな風が感じられました。
クリエイターたちが集まる創意園。こんな環境で働くことはきっとクリエイティビティにつながるんだろうなあとつくづく思います。

次に田子坊です。上海の古い町並みを改築して生まれた、自然発生型の商業施設です。

この雑多な感じがとても良いです。
古くからの民家の並びをテナントに分けるというだけで、こんなユニークな商業空間が生まれるんですね。
本当に狭い路地も通路として使われていて、人と人がすれ違えるギリギリの幅が人で溢れ返ってる雰囲気をかもしだしています。

田子坊にはまた来る予感がするので、その時にまた詳しい写真を。。。

それでは今日のフィールドワークはまた明日!
会議室の方からサッカー観戦の歓声が凄いので混ざってきます!

サマプロ1日目!!!

サマプロ1日目が終わりました。ガイダンス、上海のフィールドワーク、自己紹介が終わってほっと一息ついています。
自己紹介タイムが楽しかったです。皆さんハイレベル。

今日のお昼と夜はお気に入りの食べ物屋さんにみんなで行きました紹介しました!
写真はフィールドワークの途中で、おすすめのタピオカミルクティーにチャレンジしてくれた4人!

値段の割にとても美味しくて、今の季節に飲むと格別ですね。今回の上海滞在では何杯お世話になるのやら。。。

ついでにこの写真から今回のサマプロ参加者の皆さんを紹介しようと思います。
手前左側から東工大の伊藤さん。秋田県立大の安部井さん。奈良女子大の新川さん。名古屋大の前田さんです!



伊藤さんは今日の自己紹介プレゼンで、脳波によって動く猫耳を付けながらのプレゼンというエキセントリックなことを見せつけてくれました。リアルなヒップホップが好きらしく、いつかフリースタイルを仕掛けようと考えています。

安部井さんは日本の伝統的な茶室の研究をしている傍らで、台湾の国際コンペにも応募していたりしているアグレッシブな方です。トランペットの腕が一流らしく、いつかお聴きしたいと切に思いました。

新川さんはなんと上海でランニングをするという私がやりたかった目標を先に達成してしまった方なので、是非とも一緒に走りたいです。轢かれない程度に走りましょう。

前田さんは今日お話聞いただけでも、メキシコ、サンフランシスコ、カンボジアに行かれたことがあり、この夏が終わったらフランス、オーストラリアに行かれるというとてつもなくグローバルな方です。すごいです。



このメンバーの中にいるだけでも、この1ヶ月、結構な経験になるんじゃないかと、タピオカミルクティーを飲みながら改めて思いました。


明日の朝は今日行った上海のフィールドワークの報告をする予定です!
それでは!

8/6
歩数:19884step
距離:16.7km
消費カロリー:512kcal

上海到达!

上海に無事到着してから30時間ぐらい経ちました!

昨晩は平成会(平成生まれで上海で活躍する方々の集まり)に行ったり、上海のクラブで踊ったり、色々な方から歓迎されて楽しかったです!



今日からネット環境のあるユースホステルに到着したのでジャンジャン更新していこうと思います♪

今日は何をしていたかというと、日本から持ってこれなかったものなどを市場で調達してきました。
サンダルやランニングシューズや洗剤などなど、、、

面白いお店があったのでパシャリ。上海のデパートは便利です。



そして、今晩からユースホステルに宿泊します!
サマプロ参加の新川さん前田さん安部井さん伊藤さんとも無事に会えて、これからの生活が楽しみです。

人生初のユースホステルですが、いろいろな国の方がいてフランキーな印象。
同居人のライくんがとても明るくて、iphoneの翻訳ツールを活用し、部屋に入った瞬間からずっと話し掛けてきてくれました。

さっそく2人で楽しくビリヤードしてます。強すぎて笑うしかないという状況に至りました。

明日からKMSの事務所でお世話になります。これから1ヶ月間改めてよろしくお願いします!


P.S
前に上海に来たときは慣れない土地ということもあるせいか、結構歩いた覚えがあるので、今回は携帯を万歩計代わりにして散策しています。
今後も継続的に続けてみて、1ヶ月の滞在でどのくらい歩くことになるのかを実験してみたいと思います!
8/5
歩数:23691step
距離:18.4km
消費カロリー:654kcal