彫刻ひろば。お洒落通り。アパレル創意園。

上海には今大型台風が接近中!(というより直撃?)
今日の朝も風に煽られながらなんとか事務所までたどり着きました。この天気いつまで続くんだろう、、、


昨日は

淮海中路 :古い町並みをコンバージョンして利用している住宅街&小さなお店群
上海时尚园:商業テナントと服飾系の専門学校が一体となった創意園
上海城市雕塑艺术中心:倉庫や工場を改築、改装して彫刻の展示場や美術館。+彫刻が置いてある広場

に行ってきました。

まずは
上海城市雕塑艺术中心から

駅から大通りを歩いていると、突然こんな風景が広がり、敷地内に入り込みます。
正面道路からのアプローチをあえて主張させないことで、人々が自然に敷地内をを作るのが上海の商業施設、創意園の特徴の1つのように感じました。

施設も煉瓦作りの味のある雰囲気です。
写真は撮ることができなかったのですが、中に入ってる雑貨屋さんのインテリアも当時の雰囲気がしっかり出ていました。無骨な感じで、日本ではなかなか見ないですよね。

こんな細い路地にもテナントオフィスが入っているんです!
秘密基地みたいで、子ども心をくすぐられました。こういうスケール感も倉庫跡地ならでは。

彫刻展示スペースは吹き抜けが印象的で、狭い通路から大きな倉庫へ、空間のメリハリが効いていました。
右側の階段の下をくぐっていくとカフェ、レストランがあってそこでお昼を食べました。そのレストランの向こう側は彫刻広場となっていて、

展示空間⇔レストラン⇔カフェ⇔展示広場

という構成になっています。レストランとカフェがパブリックスペースの間にあることで、賃料があがったり集客力が上がったりと、いろいろな相乗効果が見込めそうだなあとパスタを食べながらふと思いました。



彫刻広場を終えて次に向かったのが淮海中路です。

涼しくて、とても歩きやすいストリートなので散策中心に回りました。
テナントはカフェ、服飾系が多く、個人経営のお店が中心です。

ストリートから一歩中に入ると

住宅街になってます。思えば上海にきてから、一戸建てらしい一戸建てとまだ出会ってません。
人々はパブリックゾーンである正面道路からセミパブリックの住宅街へ、そこからそれぞれのプライベートゾーンへと入っていきます。

このセミパブリックゾーンで商業的な可能性が見出せるとしたらなんだろうなあと考えながら歩いていると。

小さなカフェを発見!
外国人のノマドワーカー的な人が何人か作業していました。
パブリックスペースほど騒がしくなく、そこまで閉鎖的ではないこのカフェのような空間は、クリエイター達にとっても親しみやすい空間なのかもしれません。

最後に上海时尚园という創意園に行きました。
正直、あまり人がいなくどこか寂れた様子だなあと思って歩いていると、

なにやら気になる人だかりが!
覗いてみるとバーゲンセール待ちのおばちゃんたちでした。

もしこの行列がこの正面通りにあったら、通りを歩く人でも興味を持つ人もいるんじゃないでしょうか?
少なくとも買い物好きな私は気になります!

奥に行くと若い人たちが何人か歩いていて、その先には服飾系の専門学校がありました。
創意園の中に教育機関を取り入れたケースは初めてだったのですが、なるほどなと納得。
この専門学校で学んだ学生達は学生時代から創意園を経験しているので、少なからず将来も職場環境を選ぶことでしょう。
創意園で学び、創意園で働く。この一定の軸が整えば、創意園の商用価値もきっと上昇するはずです。


今日は上海が台風だったのでフィールドワークはお休みでした。
次は「ブランディング」について説明してくれた小野さんのレクチャーと、「創意園」を説明してくれた西山さんと梶原さんのレクチャーについての記事を書こうと思います!

日々ブログを書くスピードが上がってきつつあるますだでした!