「ブランディング」「ウォンツ」と「ニーズ」の関係
フィールドワーク前に小野さんが担当してくれたレクチャーを聞いた内容を復習して書いていきます!
商業関係や建物のコンバージョンなどに関しては学部では触れる機会が無かったので、とても興味深かったです。
テーマは「ブランディング」についてです。
とある人がいました。雨が降っている中、彼は「傘が欲しい」と言っています。
ここで、傘を貸してあげるのが普通だと思いますが、もっと深い所まで考えてみましょう。
なぜ、傘が欲しいのか…
彼は「雨に濡れたくない」から傘が欲しいんです。
この考え方が、クライアントが必要としているものを考えるときの一つの手法になります。
これが「ウォンツ」と「ニーズ」の関係です。
購買者の「ウォンツ」、つまり欲しているものを満たすだけではその人の潜在的な欲求に答えられません。
だからといって目に見える「ニーズ」に着目して、欲求を満たしてところで本質的な欲求を満たすことはできません。
要するにその人が欲していながらに、自分で気付いていない部分を満たすことが本当の要求に答えるということになるんです。
設計者からの立場からすると「顕在化したニーズ」ではなく「潜在化したニーズ」に気付かなければならないということですね。