日帰り蘇州旅行とクァンくん
即日設計課題の1週間が終わり、今週から本格的なインターン週間に入りました!
その打ち上げも含めて、先週の日曜日には、サマプロ生みんな+ルームメイトのクァンと日帰り蘇州旅行に行ってきました。
水郷集落で有名な蘇州。
私の住んでいる新潟市も、水の都と言われていただけあって、かつては水郷集落も存在していたんです。
そしてこれから取り組む卒研も、水と生活空間のあり方をテーマとしているので、勉強にもなった良い旅でした。
水郷をめぐる手漕ぎ船でゆっくりした時間を過ごしたり、
念願の蘇州ラーメンを食べたり、
10元の巨大扇子を買って中国人観光客になりきったり、
修学旅行のような楽しいひとときを過ごしました。
終止落ち着きが無かったせいか、前田さんに5回ぐらい「酔っぱらっている」という指摘を受けました。すみません。
帰りの電車が通信障害で遅れるなど、ちょっとしたトラブルもありましたが、何事なくスムーズに観光できたのはルームメイトのクァンが一緒に行動してくれたからです。
最初にビリヤード台で出会った時から2週間、毎晩のように夜遅くまで英語&中国語を教え合って、一緒にクラブに遊びに行ったり、国籍が違っても、短い期間でこんなにも仲良くなれることを実感しました。
蘇州から帰ってきた足でそのまま「鳥重」という日本の居酒屋さんへ。最後のお別れ会をみんなでしました。
最後にはお別れのプレゼントとハッカ油を残して故郷に帰って行ったクァン。
僕らとのつながりを絶やさないためにわざわざfacebokに登録するなど、良いやつでした。
あっという間の2週間、
あと3週間、がんばります!
RED-PLANTATION TOWN 彫刻広場を商業施設に
今日の即日設計課題です。
今回は彫刻広場を商業施設へ転換するというお題。
創意園として利用されているレッドタウンで、彫刻よりも商用価値のあるものは何かという問いかけから、エスキスを始め、
近い将来、敷地のすぐ隣に完成する大型ショッピングモールと対比させる形で提案しました。
この課題では、都市の中でも広い緑地空間と既存の倉庫の採光など、彫刻広場の持つ特徴に着目し、空間的な考察にも時間をかけてみました。
タイトルはRED-PLANTATION TOWNです。
IFCショッピングモールを創意園に。APPLE CREATIVE PARK
半日設計課題2日目です。
今回は商業施設の用途を創意園に変えるという課題です。
APPLE CREATIVE PARK
アップル社と公園を中心に展開される創意園です。
既存の施設に巨大なアップルストアが入っていたことから、
クリエイティブワーカーに好んで使われるapple社をアンカーとして引き込み、それを中心にクリエイティブオフィスを入れます。
周辺がオフィス街であるにも関わらず、公園や半外部空間の開いた空間がほとんど無いという現状を踏まえて、創意園を大きな公園のように展開しました。
今や上海だけでなく、世界各国でiphoneを初めとしたApple社製品の普及が見られます。
その傾向があるにも関わらず、Appleを使っているクリエイティブな現場を知る一般人は少ないのでは無いのでしょうか。
そういった人々とクリエイティブワーカーをつなぐ場となるのがAPPLE CREATIVE PARKです。
ターゲットは主にマックユーザーとクリエイティブオフィスで働く人々ですが、上海ヒルズで働く人々、観光客も視野に入れています。
アップルストアがアンカーとして入っているため、クリエイティブオフィスで働く方達はApple社製品を利用することでアップルと提携を結ぶことができます。
カフェ•レストランではクリエイティブワーカーのみならず、オフィス街で働く人々、会社外で仕事する人などにも利用されると想定しています。
Apple製品の小売りテナントではiponeケースなど、今や多様化した様々なアクセサリーを扱ったテナントが中心となって入ります。
賃料価格はこういったテナント類だけでは無く、アップルワールドのような大きなイベントを開くことで高められると考えています。
IFCモールの内部は、既存の屋根を全面取り払い、建築形状を活かした地層のような構成で半外部と外部が入り込むようになっています。
出勤前に公園のランニングコースを利用するオフィスワーカー。
アップルストア周辺の広場ではIphoneで演奏するクリエイターたちと一緒に音楽を楽しむ観光客。
屋上庭園では、カフェテリアで作業するオフィスワーカー。
クリエイターである人々と一般人を「Appleと公園」という媒体を使って結びつけることで、
地価の上昇を見込んだ創意園です。
8号橋二期を商業施設に。半日設計課題1日目
半日設計課題が始まりました!
今日の課題は創意園にとなっていた8号橋二期を商業施設として設計し直すことです!
課題目的は「デベロッパーを喜ばせる」こと。
8号橋二期は最初のフィールドワークで調査した場所であり、クリエイティブワーカーの集まる創意園です。
そのような場所を商業施設として展開する際にどのような現状問題があるか、まとめました。
•三基に比べて、前面道路に開いている部分が少なく、閉鎖的な印象。
•夜間の利用方法が工夫されていない。
•歩行者の目を止める、効果的なアイキャッチが敷地内に存在しない。
•スタックされたオフィスフロアをどう利用するか。
•8号橋二期付近まで近づかないと建物が分からない。
これらの問題点を踏まえ、私が提案したのは敷地内の開けた広場に、8号橋二期のシンボルとなるタワーを設置することです。
タワーを計画しようと考えた背景には周辺に高層建築が少なかったことと、顧客ターゲットの獲得範囲を拡大させることが目的です。
360°をガラスのスキンで覆われたシンボリックなタワーが高架線や、住宅街からも垣間見えることで、人々の目印となり、8号橋の存在を強調させます。
客層のターゲットは主に8号橋三期で働くオフィスワーカーですが、8号橋タワーを目的として訪れる人も視野に入れます。
空間的な提案としては、現状問題にあった「スタックされたオフィスフロアをどう利用するか。」という観点から、タワーの2、3、4、5階から既存の8号橋二期の内部空間にブリッジで接続します。
その結果、タワーの昇降装置が8号橋のコアとなることで、タワーにスタックされた各階のテナントの賃料を上げることにも繋がります。
各階のテナントしては
8号橋の1〜3階をカフェやレストランなど飲食中心のテナントとし、その他4、5階はアパレル系や雑貨を取り扱ったサブテナントを配置します。
商業施設で働く人々も利用できるようにしたいと考えています。
タワーの5階以降はタワーとして独立するので、8号橋三期に入っているオフィスで作られた製品の展示場、もしくは販売場とします。
ポイントは「階数毎に賃料が上がる」という仕組みです。
8号橋三期がクリエイター達が刺激し合って作品を作り合う場であったことに対して、8号橋二期ではそこで生まれた製品が販売されます。
高い賃料を払うことで広告性を獲得できるというシステムは、より良いものが作られる競争効果を生み出してくれると考えました。
8号橋のあるjunmen-ru(ストリートの名前)は将来的に代官山の雰囲気を持ったストリートを目指しています。
その将来に向けて、多くの人に関心を持ってもらえるようなストリートにするには一つの商業シンボル的な存在になりうるのではないでしょうか。
ハイパー都市模型。ネオ田子坊。ヒマラヤ建築。
フィールドワーク記事も終盤にさしかかってきました!
あと2回の更新です!
先週の金曜日に回ってきた敷地をサクサクとまとめていきます。
宝山万达广场
上海地下鉄の外れにあるショッピングモールです。
内部空間はとても広くて、雰囲気はイオンモールやアピタと似ていました。最上階に映画館を持ってくるところとか。
日本のショッピングモールと決定的に違うところが外部にもモールが展開されているところ。
施設自体は出来上がっているのですがまだテナントが入っていないらしく、どの張り紙で覆われていました。
規模の割には利用者が少ない印象だったので、このまま外部にテナントを呼び込んでも収益は上がらないのでは無いようにも思えます。
この敷地は今回のサマプロ課題の敷地となるので、その時に再度詳しい考察を進めます!
上海で僕の大好きな場所の一つです。
倉庫をリノベーション•コンバージョンして創意園として再生したアートスポットで、作品の展示場だけでなく、アーティストのアトリエやカフェ、本屋さんがあります。
今回は時間の関係でアーティストのアトリエには入れなかったのですが、アトリエではそこで作られている作品を現地購入することもできるんです。
アートに興味がある人が、アーティストと直接繋がれる場所がこういう風にあって良いですよね。
新天地
田子坊が古民家をそのまま使って商業施設とするなら、新天地は古民家を一回取り払って、同じように作り直した商業施設です。
基本的にカフェやバーがテナントとして入っていて、中国の人よりは欧米人が多く利用している様子でした。
ここは名前の通り、上海の歴史を色々な手法で展示している施設です。
地方からきた中国人や外国人観光客をちらほら見かけました。
人が少なかったのは30元の入館料のせいでしょうか?
何より、最上階にある上海の都市模型がすごい。。。
ここも名前の通り、上海の歴史的な物を展示している博物館です。
入館料は無料で、展示館から歩いて5分ほどの場所にあり、入館時の持ち物検査が原因で入り口で行列ができていました。
中も多くの人で賑わっていて、博物館の静かな雰囲気よりはレジャー施設に近いような気がしました。
これはこれで、活気づいてて良い雰囲気です。
上海卓美亞喜瑪拉雅酒店
(写真は後でupします!)
磯崎さんの建築です。タクシーで視界に入った時から圧倒的な存在感を放っていました。
うねうねしたコンクリートの下は開放感ある外部空間で、ビュッフェの準備が進んでいました。
外側は出来上がっているようなのですが、中はまだテナントが入っていないようで残念ながら見ることは出来ません。
中国の勢いを感じさせてくれる建築ですね。
上海浦东嘉里大酒店
近くにあった商業建築で、北京の三里屯に似た雰囲気のショッピングモールでした。
外部と内部がそれぞれ分散された入り口で繋がっていて、外側には飲食系のテナントが中心に入っています。
明日からこれまでフィールドワークを行った敷地を舞台にした半日設計が始まるそうです!
続々とブログにアップしていくのでお楽しみに!